恵まれた実験設備。
スケールの大きさが造船業界の魅力

2019年度 新卒採用 技術統括部 運動性能技術部 主務

金井 太郎

大学で学んだ流体力学の知識を活かし三井造船昭島研究所に就職された金井 太郎さんに入社後に感じた職場環境の印象や仕事のやりがいなどについて詳しく伺ってきました。

充実の福利厚生を活用中

「まず、志望動機を教えてください」
大学では機械科に所属し、主に航空宇宙関係の数値計算の研究を行っていました。旧三井造船に勤めていた先輩と知り合う機会があり、その方と話す中で造船業界のスケールの大きさや働きやすい職場の雰囲気を知り、昭研に魅力を感じて入社を志望しました。大学時代にはボート部に所属していたので、元々船には親しみがあったというのも志望動機の一つです。
「入社後の印象はどう感じましたか?」
実験のスケールの大きさは圧巻で、大学にも実験設備はありましたが、比べ物にならないほど大きく、特に全長220mの大水槽を初めて見たときは驚きました。その他にも、小水槽や潮流水槽、キャビテーション水槽、風洞など、船舶海洋分野の様々な現象を観察できる設備が充実しています。
また、上司や先輩方の人の良さも実感していて、自分の仕事を止めてでも親身になって相談に乗ってもらえます。さらに休暇を取りやすい環境なのもありがたいですね。
「福利厚生制度で嬉しいと感じる制度はありますか?」
会社所有の社宅ではなく、自分の生活スタイルに合わせて好きな物件を選ぶことができる社宅制度です。家賃は生活費の中でも占める割合が大きいため助かっています。
もう1つは、書籍やCD・DVD、スポーツ用品など文化、芸術、スポーツに関わる費用の一部を会社が補助してくれる文教補助制度です。週末は本を読んで過ごすことが多いので、書籍購入にその制度を活用しています。豊かな知識を養うことができるので気に入っています。

大規模な試験施設や長年のノウハウが強み

「取り組んでいる研究・業務内容を教えてください」
技術統括部・運動性能技術部・耐航性グループという分野に所属しています。耐航性グループでは、船舶が波浪中を航行する際にどのような運動するか、に関する業務を取り扱っていま。波浪中での船の運動を知るためには、「実験」と「計算」の2つのアプローチがあり、その両方に取り組んでいます。
「仕事で達成感を感じる瞬間は」
業務を通して、改善案や研究要素を見つけることが出来たときに達成感を感じます。
造船分野の歴史は長く、過去に多くの研究者が様々な項目について時間を費やして研究され技術も成熟しています。その中で、より良くするためのアイデアを思い浮かぶと気分が高まります(多くの場合、調べてみると過去に十分検討がされているのですが…泣)。
「仕事をする上で気をつけていることは」
同じ業務を半年後、一年後にもう一度行うとなった時に、素早く業務を思い出せるように文書に残すようにしています。文書だけでなく、プログラムに書き起こすということも同様の効果があります。プログラムは、手順書の役割があるため、誰が実行しても同じ結果を再現することができます。
「三井造船昭島研究所の強みは」
大規模な試験設備や長年のノウハウが昭研の強みです。また、昭島は都心から電車で1時間程度の立地にも関わらず大規模な実験設備があります。都心のクライアント様にとっては打ち合わせや実験見学等も比較的少ない負担で行うことができます。直接顔を合わせて話をし、見てみるということは大事だと考えています。

尊敬する先輩に少しでも近づけるように

「目標とする先輩はいますか?」
グループ長の喜多代さんです。耐航性分野に関する知識・経験が豊富なことはもちろん、問題に対してその核心を素早く見出す能力にいつも驚かされています。核心や要点を素早く見つけ出すことは、技術的な業務にも大いに役立つと考えているので、少しでも近づけるように日々意識しています。

川沿いのオシャレなカフェで読書タイム

「休日の過ごし方を教えてください」
最近は家の近くの川沿いにオシャレなカフェを見つけ、そこでゆっくり本を読んで過ごすのがお気に入りです。まだまだ船のことでわからないことがあるので、船舶関連の書籍を読んでいることが多いですね。
「どんな学生生活を過ごしましたか?」
学生時代は、ありきたりですが、勉強とスポーツが2大柱の生活でした。
小中高生時代はラグビー部、大学はボート部に所属していました。特にボート部は全寮制で厳しく、朝は4:30(早い日は3:30!)に起きて、練習をしてから学校に行っていたので、肉体的にも精神的にも鍛えてもらいました。
さらに大学では恩師と思える先生に出会うことが出来て、流体力学の数値計算の研究に取り組みました。最終的には博士課程まで修了することができたので、とても充実した学生生活だったと思います。

昭研内の出身学科を見ると造船系が1番多く、次いで機械系という構成で、従来の造船業に関して有利になるのは事実ではあります。しかし、造船に求められる技術は年々変化しており、情報系や化学系、そして生物系の方が活躍する場面が多くなってくると感じています。もし「船舶や海洋構造物に興味があるけど、分野が違うから…」と悩んでる人がいれば、ぜひ飛び込んでみてほしいですね。
昭島研究所ではチャレンジングな業務を行うことがあります。新しいことに楽しみを見出すことができる方であれば、きっと活躍できると思います。

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