2022年
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「MEGURI2040」プロジェクトにおいて内航コンテナ船「みかげ」および大型フェリー「さんふらわあしれとこ」の無人運航船実証実験を相次ぎ成功

(公財)日本財団が推進している無人運航船開発実証プロジェクト「MEGURI2040」の「内航コンテナ船とカーフェリーに拠る無人化技術実証実験」に、三井E&S造船(株)が自動操船システムの開発・搭載を行うコンソーシアムメンバーとして参画しており、当社では自動運航の核となる三井E&S造船(株)の自動操船システムの開発において、自動離着桟および避航操船の制御ロジックの開発に協力しています。

 既に無人運航船開発プロジェクト「MEGURI2040」において小型旅客船「シーフレンドゼロ」で無人運航船の実証実験に成功*¹ *² *³していますが、これに続いて 内航コンテナ船「みかげ」は、2022年1月24日~1月25日に福井県敦賀港から鳥取県境港までを営業コンテナ船として世界初の、また、大型フェリー「さんふらわあしれとこ」は、2022年2月6日~7日に北海道苫小牧から茨城県大洗港まで世界最長距離での無人運航実証実験に成功しています。小型旅客船「シーフレンドゼロ」の排水量と比較すると、内航コンテナ船「みかげ」は約40倍、大型フェリー「さんふらわあしれとこ」では約600倍となっていることに加え、プロペラ、舵、スラスターなど船を操縦する上で必要な装置類の装備状況も異なっており、それぞれの船の操縦性能は大きく異なっていますが、操縦性能が大きく異なる船に対しても当社のシミュレーション技術を活用することで自動操船システム用の高度な制御ロジックを実現しています。

避航計画システム画面

(左:「みかげ」鳥取沖1月24日,右:「さんふらわあしれとこ」福島県沖2月7日)

自律操船制御システム

(左:「みかげ」境港着桟時1月25日,右:「さんふらわあしれとこ」大洗港着桟時2月7日)

 *1「無人運航船プロジェクト「MEGURI2040」世界初の小型観光船の無人運航実証、横須賀市猿島で成功」
 *2「無人運航船の実証実験完了のお知らせ」
 *3「世界初 小型観光船の無人運航実証実験が横須賀市猿島で成功」

<関連リンク>
内航コンテナ船「みかげ」
・2022年1月25日発表(日本財団):無人運航船プロジェクト「MEGURI2040」世界初の営業コンテナ船の無人運航実証、福井県敦賀港‐鳥取県境港間で成功
・内航コンテナ船「みかげ」の自動航海実証実験の成功 ~ 日本財団「無人運航船の実証実験にかかる技術開発共同プログラムMEGURI2040」

大型フェリー「さんふらわあ しれとこ」
無人運航船プロジェクト「MEGURI2040」世界初の長距離・長時間の無人運航実証、北海道苫小牧-茨城県大洗で成功
・大型フェリー「さんふらわあ しれとこ」の自動航海実証実験の成功~ 日本財団「無人運航船の実証実験にかかる技術開発共同プログラムMEGURI2040」

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