Seakeeping Test 波浪中性能試験

海上では船は波浪中を航行します。この時、船は波の圧力を受けると同時に動揺を起こし、波がない状態よりも余分にエネルギーを消費します。実際に水槽で波を発生させ、その波の中での船体に作用する抵抗の増加や船体運動を確認する試験です。

波浪中性能試験

波浪中抵抗増加試験

平水中の試験とは異なり、波浪中では波の影響により船体に作用する抵抗が増加します。就航する海域によって波浪条件も変わるため、仕様で決められた波浪状態(波高、波長)を水槽に作り出し、想定される船速での抵抗試験を実施し、波浪状態での船体抵抗の増加分を求めます。

船体運動計測試験

波浪状態において、想定される船速で航行した場合の船体運動を計測します。計測される運動は上下揺(Heave)、縦揺(Pitch)、前後揺(Surge)の3成分となります。

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