浮体式の石油・ガスプラットフォーム、洋上風力発電等の海洋構造物に対する、波、風、潮流中での運動及び係留性能を確認する試験です。海洋構造物に対する、浮体・係留の検討はもちろん、えい航や設置工事の安全性等を模型試験により確認することができます。
海洋構造物試験タレット係留等の一点係留システムでは、風や潮流により、振れ回り運動が生じます。波、風、潮流中において、係留された浮体の振れ回りを含む運動や係留性能を確認する試験です。
近年、FSU/FSRUの需要拡大により、2隻以上の浮体が近接係留され、荷役する方式が検討されています。このように近接係留された多浮体の動揺問題に対して、水槽試験により浮体の安全性や係留索、防舷材に作用する荷重を計測することができます。