船舶はプロペラにより推力を与えられ直進し、操舵により針路変更を行います。操船者にとってその船舶の操縦性能を把握することは非常に重要なことであり、操縦性能試験では保針・変針性能や旋回性能を評価します。
操縦性能試験
船舶の操縦性能(旋回や針路保持、針路変更などの舵取りに伴う船の動き)を推定するための試験がPMM(Planar Motion Mechanism)試験です。模型船を拘束して一定運動を与えることにより船体に作用する流体反力を計測し、操縦流体力微係数(操縦運動方程式の係数)を求めます。
自走模型船を用いて、直接操舵による操縦運動の確認を行います。航跡自動追尾計測システムを用いた航跡記録により、精度の高い旋回半径、Z試験でのオーバーシュート角の計測を行います。