Hull form performance Test 船舶性能試験

船舶は少ない燃料で長い距離を航行できる推進性能の良い船型が求められます。船舶性能試験では大型模型船を用いて平水中における船体に作用する力や推進器による船体への影響などを確認し、推進性能を評価する試験です。

船舶性能試験

抵抗・自航試験

航走している船体には流体との摩擦による力と造波による力が作用します。抵抗試験では、合力である船体に作用する抵抗を計測し、解析的に摩擦抵抗と造波抵抗に分離します。自航試験は実際にプロペラを装着し推力を与えることにより、船体への影響を確認します。

流場計測試験

プロペラ設計や省エネ装置の開発には流場情報を正確に把握する必要があります。従来は五孔管を用いた多点計測により流場情報を把握していましたが、新たにレーザ光を利用した最新の流向流速計測システム(Particle Image Velocimetry:粒子画像流速計測法)を導入し、1断面同時計測の実現でより精細な流場情報の把握を可能としました。

付加物性能試験

各種省エネ装置については、省エネ効果を確認できるように船体付加物として模型船から脱着可能な状態で製作を行います。なお、省エネ装置模型についてはご依頼元から模型を持ち込んでいただくことも可能です。

EEDI認証試験

三井造船昭島研究所は(一財)日本海事協会によるISO9001品質マネジメントシステムの規格審査に合格し、EEDI認証試験機関として承認を受けています。これまでのEEDI認証試験の実績としては、日本海事協会(NK)、アメリカ船級協会(ABS)、ビューローベリタス(BV)、ロイド船級協会(LR)、DNV船級協会(DNV)、中国船級協会(CCS)の検査官による試験立会を実施しています。

お問い合わせContact Us

PAGE TOP