主として船舶・海洋機器の推進性能試験や波浪中試験に使用します。
大水槽平水中の抵抗・自航試験、伴流試験、プロペラ単独試験などの定形試験は曳引車上に設置されたPCによって運転制御、データ処理がすべて自動的に行なわれ、試験精度と効率の向上が図られています。
水槽の寸法 | 長さ220m×幅14m×深さ6.5m(水深6m) |
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曳引車 | 重量52トン、最大速度7m/s、交流電動機駆動55kW(4基) |
模型 | パラフィン、ウレタンまたは木製模型船(長さ3~10m)、海洋構造物などの試験では幅5mまでの模型が使用可能 |
主な計測機器 | 抵抗動力計 自航動力計(大型、小型) プロペラ単独試験装置(大型) 伴流計測装置(SPIV、5孔ピトー管) 自由航走操船装置 |
造波機 | フラップ式ACサーボモータ駆動 最大出力44kW 規則波・不規則波発生可能 最大波長15m 最大波高30cm 曳引車から遠隔操作可能 |
副台車 | 自走式、重さ17トン、曳引車と連結して特殊な試験などに使用します。 |
テーブル・リフター | 水圧駆動、長さ10m、幅2.5m、揚重力10トン ウェイトを搭載したまま模型船を水面上に持ち上げることによって付加物の着脱等模型船の状態変更が容易に行なえ、試験の効率化が図られています。 |